世界の企業の時価総額はどんどん変わっていきます。2020年7月にはトヨタの時価総額をテスラが抜いた!というニュースもありました。また、2010年頃には時価総額で世界1位だったエクソン・モービルが、2020年8月にダウ30種の構成銘柄から外れる、というニュースもありました。
現在はGAFAMが世界の時価総額ランキングの上位に君臨しています。ちなみに、2020年9月現在の日本の時価総額1位の企業はトヨタ自動車です。
今から25年経てば、私は60歳程になります。そこで、未来を見るためには過去を見てみようと思い、1995年の時価総額トップ10を見てみることにしました。
1995年 S&P500時価総額トップ10
ということで、1995年のS&P500時価総額トップ10を見てましょう(単位:百万$)。

こちらのサイトから、その他の各年の時価総額も確認できます。

ゼネラル・エレクトリック、AT&T、エクソンが上位を占めています。これら上位3銘柄は今でも大企業として存在しています。ただ、最近の企業業績としても今ひとつな印象は否めません。中でもゼネラル・エレクトリックの業績悪化は、個人的にも残念で仕方ありません。
この中で目を引くのは、マイクロソフト【MSFT】です。1995年といえば、Windows95が発売された年ですから、これを期にインターネットが爆発的に普及しました。思えば親戚の家の片隅に置いてあったのがWindows95だったんだろうなぁ。
ちなみに、現在(2020年8月)の時価総額トップ10は次のとおりです。
- アップル(AAPL)
- マイクロソフト(MSFT)
- アマゾン(AMZN)
- フェイスブック(FB)
- アルファベット(GOOGL)
- ウォルマート・ストアズ(WMT)
- ジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)
- プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
- ビザ(V)
- マスターカード(MA)
残っているのは、マイクロソフト、ジョンソン・エンド・ジョンソン、プロクター・アンド・ギャンブルです。技術革新により今後どんな製品・サービスが出てくるか分かりませんが、現時点では安定している銘柄のように感じます。
ちなみに、ゼネラル・エレクトリックは115位、AT&Tは27位、エクソン・モービルは39位となっていました。
1995年の出来事
ついでに、1995年は何が起きたのでしょうか?
箇条書きにまとめてみました。
阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件があったりと、かなり暗い一年でした。
- 阪神・淡路大震災
- 地下鉄サリン事件
- PHSサービス開始
- ゆりかもめ開業
- コギャル現象
- チビT流行
- 流行語:ああ言えば上祐
- ベストセラー:遺書(松本人志)
1997年に山一証券が破綻し、以後本格的に日本経済がダメになっていきますが、どことなくその序章が1995年に始まったような感覚もあります。
25年という期間は案外変化が少ないのかも
1995年には、携帯電話はありませんでしたし、インターネットもごく一部の人だけが利用していました。そうした中で、インターネットの世界では大きく時代が変化しているように感じます。
世界的にもこの22年間、同時多発テロ事件があったものの、第二次世界大戦のような超弩級の変革期を経たわけでもありません。
未来がどうなるのかは分かりませんが、第三次世界大戦のような事件が起きない限りは、今後の22年間も、激しい地殻変動があるとは思えません。
米国株投資に目を転じれば、大企業株を長期ホールドしておけば、それなりに報われる可能性が高いのではないでしょうか?
ま、それが心配ならばS&P500のETFをホールドしておくのが正解でしょうね。
初心者だけじゃなく、投資信託は誰にでも薦めれますね。
米国株への長期投資が一番安心感持てます。
つみたてNISAの投資信託の20年後が楽しみです。
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