子供が生まれてからの年間貯金目標額は300万円です。
30代は結婚、妊娠・出産、マイホーム購入などの色々なライフイベントがあります。ライフイベントが多くなると、お金が出ていく機会も増えていきます。
子供が生まれると子育ての費用も当然かかります。また、住宅や家具なども一人暮らしやDINKS時代とは変わってきます。支出も増えますね。
そのため、DINKSの時には300万円以上の貯金を目標にと思っていましたが、1人目が生まれ、続いて2人目が生まれてからは、貯金300万円は達成できなくても良いという考えになっています。子供が生まれてから、妻の給与に波がありますし、お金のことがストレスにならない程度にしたいというのが一番の理由です。
それでも、共働きであれば300万円の貯金は無理な金額ではありません。ただし、普通のサラリーマン夫婦が年間300万円の貯金を達成しようと思うと、いくつかの条件が必要だと感じてます。
世間の夫婦の毎月貯金額はどれくらいか
毎月の貯金額についてはあまり実態を表している調査は少ないようです。
リクルートブライダル総研の「新婚生活実態調査2017」から新婚夫婦のDINKSになりますが、以下のような調査結果が出ています。新婚夫婦の毎月の貯金額平均は5.48万円です。年間にすると約65万円ですね。
他に貯蓄をどれくらいしているかの割合は以下のようになっています。
【1カ月当たりの貯蓄額】
2万円未満・・・16.5%
リクルートブライダル総研調べ「新婚生活実態調査2017」
2万~4万円未満・・・29.1%
4万~6万円未満・・・22.9%
6万~8万円未満・・・5.4%
8万~10万円未満・・・4.0%
10万~12万円未満・・・13.3%
12万~14万円未満・・・1.3%
14万円以上・・・7.6%
我家の場合は毎月の平均にすると25万円ですから、調査結果から見ても、多くの貯金が出来ていることが分かります。
25万円という金額は賞与が含まれた金額です。そのため、毎月の給料からは夫婦合わせて、20万円を目標の貯金額としています。
貯金300万円の大前提は夫婦共働きによるダブルインカム
はっきり言ってダブルインカムでないと、年間300万円の貯金なんて到底到達出来ません!
専業主婦になりたい女性の皆さんごめんなさい。
ただ、貯金を増やすのであれば、共働きをすることはとても重要です。子供が産まれて働けない等の理由があるならともかく、若いうちから資産を増やしたいなら、共働きを選択するしかないと思います。
我家は夫婦ともに働くことで若いうちにお金を増やそうとし、30代前半で資産3000万円のアッパーマス層に到達することができました。
通過点である1000万円、2000万円の到達時期も記録として残しておきます。
もし妻が専業主婦だったとすると、欲しい物を我慢し、節約をしてくれたとしても、おそらく貯金は出来ませんでした。日々の生活費で貯金は消えていき、賞与でなんとか貯金が出来るかもという程度でしたでしょう。
実際、私の転勤に伴い、妻が働いていなかった時期があるのですが、その時期に貯金は全く出来ていませんでした。それが妻が仕事を始めた途端に年間300万円を超える貯金が出来るのですから、共働きをすることが、貯金をして資産を形成する大前提だと感じています。
順調に資産が増えているのは、これは妻が働いてくれているおかげなのです。
家庭や会社など状況は人それぞれですが、夫婦が協力して資産を増やしていくという考えが必要です。
毎月いくらを貯金に回す?我家は手取りの30%ぐらい。
参考に出来るのが、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」です。ここには、手取りの何割を貯蓄に回しているのかのデータが出ています。
手取りから貯金に回す割合 | 率 |
---|---|
5%未満 | 7.4% |
5~10%未満 | 10.5% |
10~15%未満 | 14.7% |
15~20%未満 | 4.0% |
20~25%未満 | 9.1% |
25~30%未満 | 3.4% |
30~35%未満 | 8.8% |
35%以上 | 12.5% |
貯金なし | 29.7% |
ボリュームゾーンは10~15%未満ですね。
読んできた本の中に本多静六の「私の財産告白」という本があります。この中には「四分の一天引き貯金法」が紹介されていて、その名の通り、手取りの25%を貯金しましょう、という方法です。
資産形成を早めたいなら、最低でこのぐらいの金額は貯金に回したいところです。
貯金額を増やすには年収の高い会社への転職も考える
私も多くの人と同じようにサラリーマンとして働いていて、毎月のお給料が主な貯金の源です。当然ですが貯金=収入-支出なので、いかに収入を増やして支出を減らすか、で貯金の額が変わります。
私は今までに3度の転職をし現在4社目なのですが、年収は所属する会社によって変わります。
- 一社目:350万円程
- 二社目:250万円程
- 三社目:600万円程
- 四社目:600万円程
給料は能力で変わるというよりは、働いている組織や業界によって変わります。
もちろん、高い能力やスキルがあれば、より高い年収での転職が可能になるのですが、普通の人が一定の収入を得るには、どの業界のどの会社に所属するかが大きな要素になりそうです。
お金のある会社にはお金があり、給与に反映されています。
年収600万円ほどで何言ってんだ!という人もいるかもしれませんが、私にとっては十分な金額です。年収の低かった会社員時代は考えたことはありませんが、世の中にはこういう会社もあるんだなと感じます。
そして、そのような会社を上手く見つけるセンスもある意味大事なのかもしれません。
家賃などの固定費の支出を抑える
現在我が家は賃貸マンションですが、家族4人で築40年近いのマンションに住んでいて、家賃は10万円です。
正直、子供が生まれてからは支出を抑えることは出来ず、支出は増える一方です。
現在のマンションを探している時は10万円と12万円のマンションのどちらにするかで悩みました。結局、どちらでも十分に暮らせそうだったので、安い10万円のマンションを選び、結果として年間24万円の支出を抑えることが出来ました。
生活の中でどこかを少しでも我慢してみてください。一度上がった生活水準を落とすことは難しいとよく聞きます。
夫婦でお金について話をする
夫婦でお金を貯めるためには、夫婦でお金の話をすることも重要です。
以前より妻とお金の話をする回数は減りましたが、年に数回はお金についての話をします。話の内容としては現在の年間貯金額、収入、支出、何にお金を使いたいかなどをざっと話をしておきます。
基本は私が家計を管理をしているので、何歳までにいくら貯めたい、これだけ貯まるとマンションが買いやすい、目標貯金額を上回ったから、これで今度旅行にいこうよ、といった話をしています。
お金に余裕が出てくると、旅行の話や買いたいマンションの話ができるのが良いですね。
まとめ
夫婦での資産形成はお互いの協力が不可欠です。
夫婦仲も大切です。お金以外に優先すべきことも多く出てきます。無理のない範囲で、その時の夫婦の状況を話しながら、目標貯金額を決めていきましょう。
2013年からの資産額を公開しています。
貯金はDINKS時代から始めた方が良いです。
お金は少しずつ貯まっていきますから、早くから開始した方が良いでしょう。
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