今回のコロナウイルスにより、グローバリゼーションの弱さがよく分かったような気がします。
株式市場の暴落も起きており、世界的なこうした反応やパニックはなかなか体験することは出来ないでしょう。正直このコロナウイルスによって、これほど世界的な騒動に発展するとは思っていませんでした。
ウイルスの感染を抑えるために、人の移動を制限したり、外出を控えるということは経済を直撃します。相手がウイルスという目に見えず、人を介して感染していきますから、対策は感染者との接触を避けることしかありません。生活を制限することで、破綻はとても簡単に起きてしまいました。
もちろん、このウイルスによって多くの方が亡くなられている方がいますので、経済の心配もしていますが、それよりも個々人が感染しないこと、感染を広げないように注意しながら、行動していこうと思います。
調子の良い時にも常に準備しておくこと
私はこの出来事をとても貴重な機会と捉えながら、相場と向き合っています。危険かもしれませんが、今のところ保有株を売却することなく、米国株を少しずつ買っています。
今後、経済に影響が出てくる可能性の方が高そうで、1929以来最悪の世界恐慌となる可能性があるということも囁かれています。人の行動が抑制されると、仕事を失う人々がいますし、その後、経済に影響が出てきそうですね。
これは、ここまでの事態を想定していなかったという教訓です。
このような本当に様々な要因が世界中にあり、時として経済に壊滅的な影響を与える可能性があるということを、今後も認識しておく必要があります。
この教訓から学べたこととしては、予期しないイベントに備えて、よりよく準備する必要があることです。将来的はもっと悪いことが起こるかもしれません。経済も縮小しますが、今回のように通常の生活が出来なくなってしまいます。
特定の業界が強い影響を受けること
今回の出来事では、航空会社やクルーズライン、ホテルのような業界が打撃を受けました。株価は1ヵ月の間で60%、70%も落ちている銘柄もあります。こうした業界は非常に高い利益率を出していましたが。それが1ヵ月で60%も資産が減ってしまいます。
日本ではREITが一時50%ほどの下落になりました。REITにはオフィスも含まれますし、ホテルなども含まれています。今回の影響としては、特にホテルは、インバウンドで観光客が多く来日している最中でしたので、影響が大きいでしょう。
こうした出来事が起こった際に、より影響を受ける銘柄が存在していることを認識しておく必要があります。逆に影響を受けにくい銘柄もあることを認識する必要があります。
私はANAを保有していますが、本当に大打撃を受けています。そして、怖くて買い増しすることも出来ません。元々、優待目当てで購入した銘柄なのですが、このような場面で買い増しに向かえない銘柄を保有しておく必要はないと感じています。
少額で購入し、資金を使い果たさないこと
暴落時には今まで買うことが出来なかった銘柄を買うことができ、配当利回りもとても魅力的な水準になっています。
今まで保有していた銘柄については、買い増しをすることで購入単価を下げることが出来ますから、長期で見ると、こうした下げ相場は買い時だと考えています。
既に購入していたとしても、暴落時に新たに購入したとしても、このようなタイミングで買い増しが出来る銘柄は、本当に価値を感じている銘柄だす。価値のあるものを、しかも安価で手に入れることは誰もが魅力的に感じることでしょうか。
しかし、今後株価がどのような動きをするかは分かりません。上昇することもあるでしょうし、更に下落していくこともありますから、少しずつ現金を投入していくことが大事でしょう。
幸いなことに、米国株は1株から投資が出来ます。また、購入手数料値下げもありましたので、以前よりは気にせず少量から米国株を買うことが出来るのは、ネット証券会社さんの功績だと感じています。
投資に使える現金を余分に持っておくこと
こちらは暴落前の取り組みになります。やはり、株価好調時には現金を保有しておくことの大事さを、今回の暴落を通じて大切だということを感じています。
買うタイミングで良い水準の銘柄がない場合は、無理をせず投資予算の多くを現金に回すことが大事なことでしょう。ポートフォリオの中である程度は現金を保有していることが大切です。
ここでいうポートフォリオの中に生活防衛資金は含んでいません。生活防衛資金は別に貯金をしておき、更に投資をしても良い現金を保持していくことで、精神的に安定していられます。投資のための現金と何かあった時のための生活を続けるお金は分けていたほうが良いですね。
良い方法としては、給与収入の中から貯金するお金と投資をするお金を分けることでしょう。
例えば毎月3万円投資できるとします。その際、高値だと感じている場合は、1万円を投資に回し、2万円を現金に振り分けるということです。これで現金のポジションを構築することができ、暴落時に購入することができます。下落をした時に購入することの現金をもっていることはとても幸運なことです。
そして、緊急事態や急落時にこの待機資金を上手く機能させれば良いのです。
節約を心がけること
普段の生活の中で節約出来ることは節約をした方が良いでしょう。このような事は暴落時ではなくても心掛けておきたいことです。
市場暴落時や経済が落ち込んでいる状況に、どうしても現金が必要な場面になったとします。そうすると、暴落している最中に株を売るという選択を取らないといけないこともあります。もちろん、生活防衛資金があることに越したことはないのですが、こうした困難な時にお金が必要になることがあるので、そのために節約をする必要があると感じます。
現在は下落時に株を買いに向かうことで対応していく方針ですが、もし会社から給料減額や、最悪リストラなどが行われる場合には、株を買うどころではありません。
日本でも数少ない事例ですが、内定取消といった雇用に関する動きも出てきています。
日本国内において、急な失業はそう起こることではありませんが、非常事態には何が起こるか分かりません。市場の暴落やこうした厳しい状況になると、株を追加購入するという対応が出来なくなるかもしれません。
このような恐ろしい事態にまで想像を働かせてみると、収入のない時期に現金を投資に回すことは出来ないでしょう。
仕事をしていて投資をしているときは良い収入源がありますから、その収入のお金を節約する必要があります。支出を削減する方法は色々あります。支出を削減し、十分なお金があると何度も投資できるようになる。
我家では現在2年分の生活防衛資金を貯めています。これは投資を始める際に、初めにためておきたかったお金です。それに加えて、追加で投資できる現金を準備しています。
このようなお金は支出の管理をすることで貯めることが出来ました。今のこのような暴落の場面で、現金があることはとても心強く感じます。
まとめ
記事を書いているのは2020年4月4日時点です。今後、コロナウイルスの影響が実体経済にも出てくるでしょう。2番底が来るとも言われていますし、経済への影響が長続きするとも言われています。
株価が上がれば嬉しいですが、下がることも想定して、細く長く投資を続けたいと思います。
また、自身は投資を趣味のように行っていますが、お金は家族の生活に影響します。投資をするお金は、旅行に行って楽しかった!で無くなって良いお金とは違います。
ここを十分意識しながら、相場と向き合っていきたいですね。
いつもこうした想定をしておきたいですね。
今こうした貯金が出来る体質が功を奏してきそうです。
配当金を増やすためにコツコツ積み上げていきたいです。
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