BMYはバイオ医薬品の開発・製造・販売をメインにしながら、サプリメントの製造・販売を行っている会社です。日本で有名なバファリンは実はこの会社の製品だったりします。
2020年後半に、株価が割安に放置されているということで、メディアやツイッター内で、この銘柄を挙げている人が増えたように感じます。その後、実際に買い増しに向かえたのは、企業業績で記載するEPSがきれいに伸びていたからです。
BMYの配当金
BMYの配当金推移です。(英語ページにとびます)
現在は1970年からの配当金の記録を確認することができます。
BMYの株価

この5年間の株価を見ていると、株価は伸びていないことが分かります。ここ数年は50~70ドルの範囲で動いていそうですね。
リーマンショック時の株価は20ドルほどです。その後、2016年に71ドルを付け、上記のレンジ内で推移しています。
BMYからの配当金受取額
BMYは2021年から配当金を受け取り始めました。
年 | 配当金額(ドル) |
---|---|
2021 | 29 |
合計 | 29 |
どの米国株にも言えることですが、年に4回配当金が受け取れるのは嬉しいですね。
2021年の配当利回りは3.3%程です。今後、増配が続いてくれるなら十分な配当利回りではないでしょうか。2008年のリーマン・ショック時にもしっかりと増配しているところが、日本株にはない安定感を感じます。
BMYの事業
BMYはバイオ医薬品の発見、開発、ライセンス供与、製造、マーケティング、流通、販売をしている会社です。特にガンの免疫療法の分野で世界トップシェアの会社です。
免疫療法は、副作用が少なく、他の治療法では効果がなかったガンに有効な場合があります。
BMYの企業業績について
売上、営業利益と営業利益率について
2020年の売上の増加は2019年に買収したセルジーンによるところが大きそうです。2020年の営業利益はマイナスとなっています。
一株当たり利益(EPS)、配当金、配当性向と増配率について
特にEPSが綺麗に上昇していますね。メディアや著名な方が発信していたのはこの情報を見ているからではと思います。買収があり、売上やEPSは伸びています。
EPSの綺麗な伸びもあり、2020年の増配率は8.9%ほどでした。コロナから回復し、病院などで薬が使われるようになれば、業績も配当も期待できるのではないでしょうか。
営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローと営業キャッシュフローマージンについて
こちらも綺麗に伸びています。営業キャッシュフローマージンも、この数字を見る限りでは、大きな問題は見当たりません。優良企業だと思います。
まとめ
大型の買収もあり、売上やEPSは増加しましたが株価は冴えません。2020年代に特許切れの薬を保有しているため、そこが懸念になっているとか。
購入したのは2020年なので、これから配当を楽しみにしながら、キャピタルゲインが入ると嬉しいですね。
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