BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)は言わずと知れた高配当銘柄。
2022年7月時点で個別株の中では1番保有額が多いので、しっかりと決算を確認したいと思います。ただ7月28日に発表された決算を受けて、株価は4%近く下落しています。
2022年7月28日の決算発表について
以下の情報はブリティッシュ・アメリカン・タバコの企業サイトより引用・抜粋
- 2022年半年間の売上高(Revenue)は12,869百万ポンド、前年比+5.7%(調整後は+3.7%)
- 2022年半年間の1株あたり利益(Diluted EPS)は80.8ペンス、前年比-42.9%(調整後は+5.7%)

業績ハイライト
ハイライトは以下の通り、いくつかの項目を抜粋します。
- 2,040万人の成人不燃性製品消費者を獲得(2018年から年30%の成長率)
- 新しいカテゴリ(電子タバコ、加熱式タバコ、オーラルタバコ)の売上が45%増加
- 売上は5.7%増加、為替変動の影響を除いた場合は3.7%増
- 報告された希薄化後EPSは-42.9%減少(これはロシア資産の約10億ポンドの減損が報告業績に影響を与えている)
- 調整後希薄化後EPSは5.7%増加

2022年のガイダンス
ロシア事業はあるが2022年度ガイダンスを維持。
- 売上成長率は2%-4%
- EPSは1桁台半ばの成長

まとめ
上記のような決算内容を受けてブリティッシュ・アメリカン・タバコの株価は-4%程となった。
S&P500等は微増している中で、かなり失望された内容だったことが分かる。
大きくは「ロシアの減損」「2022年のガイダンスが下方修正された」ことが響いているのではと思う。
2022年2月頃に株価は年初来+20%を超えていたが、2022年8月現在は+4%程と一時期の上昇からすると落ちてきた印象。
ただし、全体の売上が伸びる中で、新しいカテゴリーの売上も伸びているので、そこに期待をかけていきたい。
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