ブリティッシュ・アメリカン・タバコは継続的に配当を出している会社で、ポンド建てでは増配を21年間続けています。
ニューヨーク証券取引所へも上場しており、イギリスADRとしてドルで購入できます。米国株から配当金を受取る際には、現地の課税として10%が課税されますが、この銘柄は現地課税されることなく、配当金を受取ることが出来ます。日本株と同じ20%ほどの課税です。
私は2019年からこの銘柄を保有しており、上記の課税のこととタバコ銘柄に多い高配当に惹かれて投資をしました。購入時の配当利回りは7%を超えていました。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの配当金
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの配当金推移です(英語ページにとびます)。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの株価

この5年間の株価を見ていると直近では下落をしています。
2017年頃は2018年12月現在の2倍近い株価でした。
世界的なタバコ離れや、ESGなどの取り組み、あとはブレグジット等の材料もあり株価が下落をしています。
リーマンショック時の株価は23ドルほどです。その後、2017年につけた72ドルが上場来高値となり、現在の株価まで落ちてきています。
コロナショックでは株価は影響を受けていないように感じます。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコからの配当金受取額
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは2019年から保有しており、今後は年に4回配当金を頂く予定です。
年 | 配当金額(ドル) |
---|---|
2019 | 137 |
2020 | 525 |
2021 | 707 |
合計 | 1,369 |
米国市場に上場しているどの銘柄にも言えることですが、年に4回配当金が受け取れるのは嬉しいですし、この金額が増えていくことが楽しみです。
現在(2022年2月)の配当利回りは7%弱と、タバコ銘柄の多くが高配当銘柄となっています。2008年のリーマン・ショック時にもしっかりと増配しており、日本株にはない安定感を感じます。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの事業
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは、世界中にタバコとその他のタバコ製品を提供しています。紙巻たばこや加熱式たばこ、葉巻、電子たばこを製造しています。Dunhill、Kent、Lucky Strike、Camel、Natural American Spirit、Kooなどはブリティッシュ・アメリカン・タバコの製品です。
事業は「戦略的ポートフォリオ」と「その他」に分かれているようですが、基本的にはたばこ専業のメーカーと考えても良いでしょう。
新分野である電子タバコ「VUSE」や加熱式タバコ「glo」、電子タバコ「VELO」なども順調に成長しているようで、今後の成長を支えてくれると嬉しい分野です。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの企業業績について
売上、営業利益と営業利益率について
売上はこの数年間ほぼ横ばいです。営業利益率が30%~40%の間で推移しているのは良いですね。コロナ禍でも大きな影響は受けていないように感じます。
2017年に売上が増えているのは、CAMELなどを保有するレイノルズ・タバコ・カンパニーを買収したためです。
一株当たり利益(EPS)、配当金、配当性向と増配率について
買収の要因により2017年だけEPSが伸びています。
この数字はドル建てでみているのですが、ここ数年はほぼ横ばいといったところです。
減配しているように見えますが、こちらもドル建ての数字です。
ユーロ建てですと、現在は21年連続増配を続けています。
営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローと営業キャッシュフローマージンについて
営業キャッシュフローマージンも伸びており、この数字を見る限りでは、大きな問題は見当たりません。優良企業だと思います。
まとめ
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは高配当利回り銘柄です。多くのタバコ株がそうですが、堅調な売上と潤沢なキャッシュフローがあり、高配当になっています。
購入したのは2019年なのでこれから長期保有し、配当を楽しみに保有、買い増しをしたいと思います。
他のタバコ銘柄JTです。
高配当の米国株です。
年間100万円の配当金を受取ることを当面の目標にしています。
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