株式投資をする際に大事な指標として、営業キャッシュフローマージンがあるようです。
私は株式投資を初めて数年間の間、この言葉は知りませんでしたが、いくつかの銘柄での上場廃止や米国株投資をしている中で、営業キャッシュフローマージンという指標の大事さを感じてきました。
特に2019年3月のクラフト・ハインツの減配時に、米国投資家の間ではこの営業キャッシュフローマージンのことが取り上げられていました。
営業キャッシュフローマージンとは
営業キャッシュフローマージンとは、分母を売上高、分子を営業キャッシュフローにした財務分析指標です。
営業キャシュフローマージン(%)=営業キャッシュフロー÷売上高×100
よくPL(損益計算書)などの利益はお化粧が出来ると言われていますが、キャッシュは誤魔化しが聞かないと言われています。
そのため、企業がしっかりと儲かっているかを確認することができます。
保有している銘柄の営業キャッシュフローマージンを確認
現在私が保有をしている米国株とJT(全体の中で保有比率が高い)の営業キャッシュフローマージンを確認します。銘柄はAT&T、BTI、BA、JNJ、MMM、VISA、そしてJTです。
銘柄 | 2016年 | 2017年 | 2018年 |
---|---|---|---|
AT&T | 24.0% | 24.4% | 25.5% |
BA | 11.2% | 14.2% | 15.2% |
BTI | 32.6% | 27.3% | 42.0% |
JNJ | 27.9% | 27.5% | 27.2% |
MMM | 22.1% | 19.7% | 19.7% |
VISA | 37.0% | 50.2% | 61.7% |
JT | 17.6% | 19.6% | 20.8% |
この中ではBA(ボーイング)が低いと感じますが、大体15%以上あれば良いと言われているので、他の企業が突出しているという印象です。特にVISAはすごいですね。
まとめ
本来であれば四半期ごとの決算を確認しながら、同時に営業キャッシュフローマージンも確認したほうが良いのでしょうけれど、大きくは年に2度の確認している状況です。
私は投資先についての厳格なルールはないのですが、こうした指標をきちんと確認しながら、納得感を持って投資をしていこうと思います。
EPSも大事だと感じています。
コメント