中国電力はその名の通り、中国地方をメインに電力を供給している会社です。また継続的に配当を出しています。
私は2017年12月にこの銘柄を購入しました。しかし、2018年に外国株への投資を始めており、もし中国電力購入以前より外国株投資を始めていれば、この銘柄は買っていなかったかも、と感じています。それでも購入以降安定した株価推移と配当金を出してくれています。
※2019年9月追記:中国電力は現在全て売却しており、保有していません。
中国電力の配当金
中国電力の配当金推移です。

有価証券報告書で確認できる限りですが、2005年から継続して1株当たり50円の配当を出しています。また、2011年の東日本大震災の際にも減配することなく、同じ配当金を出し続けています。
しかし気になるのは1株当たりの純利益、および配当性向です。2017年3月期、2019年3月期決算ではいずれも配当性向が100%を超えており、いわゆるタコ足配当を行っています。今後の配当については少し不安に感じます。
中国電力の株価

この数年は株価に大きな上下はありません。1200円ほどがボトムなのかなぁという印象です。
島根原発の稼働が会社としては優先事項なのでしょうけれど、経営状況や原発稼働のことを考慮すると、改めて考える必要のある銘柄だと思えてきました。
中国電力からの配当金受取額
私は2017年に中国電力を購入しましたので、2018年からの配当金受取りです。
年 | 受取配当金額 | 保有株数 |
---|---|---|
2018年 | 10,000円 | 200株 |
2019年 | 5,000円 | 100株 |
合計 | 15,000円 |
今後も継続的にした配当があることを期待しますし、経営的にも安定してほしいですが、時期を見て売却も視野に入れています。
と書いていましたが、2019年9月に結局売却してしまいました。
中国電力の事業
電気事業(90.7%)
あくまでも電気の安定供給を行うことを目的とした会社ですので、売上のほとんどが電気供給事業です。
原子力発電所の稼働がポイントになりそうですが、現在は発電電力量の80%超を火力発電に頼っています。
基本的には燃料費が原価となるのでしょうが、価格変動が気になるところです。
インフラビジネスですので、経営が大きく崩れることは少なさそうですが、電力の小売全面自由化の影響により、他社にパイを奪われていたり、人口減少が気になります。
総合エネルギー供給事業(5.4%)
省エネ支援サービスや業務用電化厨房やLNG・天然ガスの供給などがこの事業に当たりそうです。
売上は伸びているのですが、燃料価格が上昇したことによる売上増です。残念ながら営業利益は減益です。
売上の割合が低いことから、あまり気にする必要はなさそうです。
情報通信事業(3.0%)
ネットワークやシステムソリューション、監視カメラシステムなどの事業のようです。
こちらもやはり売上の割合が低いことから、あまり気にする必要はなさそうです。
その他の事業(8.9%)
環境調和創生事業、ビジネス・生活支援事業、電気事業サポートなどです。
この事業は増収増益です。
まとめ
中国電力の配当利回りは魅力的ですが、事業内容や1株当たりの利益を見ていると、かならずしも魅力的ではないと感じました。
最終的には20%程の利益が出ているうちに、売却もしてしまいました。
保有金額が1番多い銘柄です。
売った株でBTIを購入しました。
最近は米国株中心に投資をしています。
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