2021年に受け取った外国株式からの配当金の外国税額控除を取り戻すため、早速確定申告を行いました。
2021年分の確定申告書等作成は2022年1月4日から始まっています。
ここでは、確定申告にて外国税額控除の申請の手順を紹介します。
上記の画像は2019年の申請時も含まれていますが、申請手順は2021年申請に合わせて更新しています。
外国税額控除とは
私たちが米国株に投資し、配当金を受け取る際には、アメリカと日本のどちらの国でも課税され、その残りが配当金となり手元に入ってきます。
例えば配当金が1ドルなら、アメリカで10%分の税金が取られ、その後日本で約20%の税金が取れますので、税引き後の配当金額は0.72ドルほどです。そのうち、米国での10%分に関して、税金の一部を取り戻すために確定申告を行います。
確定申告しないと税金は返ってきませんので、少しめんどうですが頑張りましょう。
私はSBI証券で特定口座(源泉徴収あり、配当等通算受入)を利用していますが、申請自体は簡単にすることができますので、みなさんもチャレンジしてください。
SBI証券からは 「特定口座年間取引報告書」を準備しておけば大丈夫です。
SBI証券でも外国税額控除の方法が記載されていますので確認ください。
NISA口座は日本では課税されないので、2重課税にならないため外国税額控除の対象外です。
ウェブの確定申告書等作成コーナーでの申請方法
確定申告をするときには、国税庁のHPから申請するのが簡単です。「確定申告書等作成コーナー」というページで作成をしていますが、今まで問題なく提出できています。
また申請を始める前には、先に述べた「特定口座年間取引報告書」と勤務している会社からの「源泉徴収票」を準備してください。
以下より、確定申告書作成コーナーでの入力手順を簡単に図解します。
ウェブでの確定申告を開始すると、求められている項目準に入力を進めてください。今回は外国税額控除を中心に説明したいので、こちらは割愛します。
「税額控除・その他の項目の入力」の画面
下記の図の通り、 「税額控除・その他の項目の入力の画面」で、外国勢額控除等の項目で入力するを押してください。(下図では、既に入力しているので、訂正・内容確認となっています。)
この表記は2021年申請時からとなり、分かりやすくなりました。

外国税額控除の入力の画面
外国税額控除の入力の画面で、集計しておいた配当の合計金額などを入力します。どこにどの金額を入力するかは最初に紹介したSBI証券のページを見れば大体分かると思いますが、よく分からない場合は下の画像を参考にしてください。
所得の計算期間などの日付は、1年間の最初と最後の配当支払日を記載しています。2021年申請の場合は令和3年1月1日から令和3年12月31日までですね。

ここで用意していたSBIの「特定口座年間取引報告書」を見て、入力登録をしていきます。私は米国株のみなので、一行で入力を終えることができました。また外国所得税額は既に記載している通り10%というのが確認できます。 (画像では2019年に申請した際の年号が入っています。)

続いて下に続くと「調整国外所得の計算」という項目が出てきます。ここでは、外国株配当の総額を入力します。

続いて、「外国所得税額の繰越控除余裕額又は繰越控除限度額の計算」の項目ですが、私の住まいは政令指定都市ではないので、いいえにチェックを入れて終了です。

入力後に「入力終了(次へ)」を押すと、外国税額控除の控除額が表示されています。
既に表示した『「税額控除等の入力」の画面』にもどります。この時の控除額は1,618円です。10%全額の控除ではないのですね。
この先は、氏名や住所、銀行口座などを入力し、e-Taxであればポチッと送信するだけです。
まとめ
2019年、2020年に続き、3回目の申請を行っていますが、問題なく利用できています。
上記の画像は2019年の申請時も含まれていますが、申請手順は2021年申請に合わせて更新しています。外国税額控除の入力については、分かりやすくなっていると感じました。
2021年の申請時では、国外株式又は国外投資信託等の配当等の額が739,759円(2020年時は342,727円)となっていました。2019年、2020年と配当が増えており、嬉しく思います。また、今回の控除額は47,413円でした。
控除の金額は配当金が多くなったり、その年の所得によって変わると思いますが、ちゃんと戻ってくるお金は申請をして、取り戻しておきたいです。
外国株の配当金だけではないですが、年間100万円の配当金を受け取れるよう投資を進めます。
外国株の中でも高配当の銘柄であるAT&Tです。
米国株への投資は今後も続けていきたいです。
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