コロナショック時に受けて減配や無配になる企業もあり、また景気敏感株へ投資することの怖さを経験したつもりです。こうしたときでも利益を出し続けることが出来る企業があることを確認することが出来ました。
投資を若いうちから始めるメリットはここにあると思います。色々な相場を経験して、自分に合う投資、合わない投資を学び、これからの人生に活かすことが出来る点です。
退職金1000万円もらって、運用して失敗する。60歳を超えてからの失敗は、その後の人生を棒に振ってしまうでしょう。20代、30代ならまだ軌道修正が出来ますから。
ディフェンシブ銘柄とは
ディフェンシブ銘柄とは何でしょうか。調べてみるとこのように出てきます。
景気動向に業績が左右されにくい銘柄のこと。生活必需品である食品や医薬品、社会インフラである電力・ガス、鉄道、通信などの企業が代表的です。「ディフェンシブ・ストック」と呼ぶ場合もあります。
大和証券 金融・証券用語解説
米国株のセクターですが、生活必需品や公共事業でしょう。ヘルスケアなども景気は関係なさそうですし、2020年のコロナウイルス時にはテクノロジーの企業、人の移動などはあまり関係ない企業もディフェンシブな動きをしたように感じます。
各セクター別の代表企業は以下のような会社でしょうか。
生活必需品はプロクター・アンド・ギャンブル(PG)、コカ・コーラ(KO)、フィリップ・モリス(PM)など。
公共事業はネクステラ・エナジー(NEE)、サザン・カンパニー(SO)、ドミニオン・エナジー(D)など。
ヘルスケアはジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJI)、ファイザー(PFE)、アッヴィ(ABBV)など。
情報技術セクターはアップル(APPL)、マイクロソフト(MSFT)、VISA(V)など。
上記のセクター毎の比較をバンガード社のETFを使い、比べてみたいと思います。
米国公益事業セクターETF(VPU)、米国生活必需品セクターETF(VDC)、米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)、米国情報技術セクターETF(VGT)の2020年2月上旬から6月上旬までの推移です。

現時点のグラフの推移を見るとヘルスケアセクター(VHT)と情報技術セクター(VGT)の株価が戻していますね。2月上旬と比較してもほぼ同じ株価となっています。生活必需品セクター(VDC)もそれなりに戻してきています。詳しく見ると、生活必需品セクターは戻りは早いような推移をしています。ただ4月中旬以降からは上がり下がりなく推移しているように見えます。残念ながら公共事業セクター(VPU)は今回の暴落後の戻りは遅いですね。
安定して増配を続ける企業がある
上記に上げた企業の中で、長期に渡り増配を続けている企業があります。例えばPGは63年、KOは58年、JNJは57年などです。どの銘柄も生活に近いところにある大企業ですね。
決して配当利回りが高いわけではありませんが、このような暴落にも強く、安定して増配を続ける企業への投資は、安心して保有できると感じています。
米国市場は今後も伸びていくのではと予想しています。
株価下落に遭遇したときにどのように動くかは大切ですね。
投資センスないので記載しているような外れにくい大型株を買うのは良さそうです。
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