コツコツ投資した資産を老後に売却しながら生活するって難しそう

資産・貯蓄

投資の本や記事を読んでいると、「現役時代にコツコツ積立投資して、老後はその積立資産と年金で豊かな生活を送りましょう」という言葉を目にすることがあります。

確かにその通りだと思いますし、なぜ積立てているかというと、老後に向けてなんですよね。今ある余裕資金を、現金のまま置いておくのはもったいないので、少しでも増やすために積立投資をしている、のだと思います。

ただ、それってなかなか難しいよな、と最近思い始めました。

スポンサーリンク

積立投資している人は倹約している

積立投資に関わらず、米国株投資を含めて投資を全般に言えることですが、「リスクを抑えるためにも債券を含めて分散投資をしたほうが良い」と言われてます。確かに、元本割れは避けたいところですし、私自身もiDeCoやジュニアNISAではそれなりに分散投資しています。

でも、iDeCoやらNISA、ドルコスト平均法による積立投資をやっている時点で、すごいアドバンテージがあと思います。周りの人でiDeCoやNISAをやっている人はどれぐらいいるのでしょうか。しかも、株式や債券、REITをしている人は、なかなかいないと思います。

現役世代の貯蓄額の平均値や中央値をみると、驚くくらい貯蓄がありません。世間がおかしいのか、株クラがおかしいのか、分かりません。アンケートに偏りがあるのかもしれません。

投資をしている人は意識の高い人たちなので、倹約をしている人も多そうです。倹約しているからケチというわけではなく、無リスク資産についてもそれなりの準備はしているということです。

また所得もそれなりにあるから投資資金がありそうで、元本割れはあまり関係なく、退職年齢が迫ったころには、それなりの資産を持っている可能性が高そうです。

投資元本が3,000万円で、それが2,500万円になったら、心理的には悔しいですが、2,500万円が大金であることには変わりありません。老後2,000万円問題はクリアしています。

リタイア生活に入ると

それで、現役時代にコツコツ積立投資をして、無リスク資産もそれなりに持っていたとすると、自然と倹約した生活を続けたまま、60~65歳を超えてリタイア生活に突入するとします。

その場合、よし!高級車を買おう!豪遊しよう!という思考にはなりにくそうです。

結局、年金もらいながら、念の為・・・とか考えながら、積立てた資産はそのまま保有していそうです。この資産を取り崩しながら、少しずつ使い始めようとは、なかなか思えないかもしれません。

ずっとコツコツ投資をしながら生活をしてきた人が、元本を取り崩しながら少しずつ贅沢な生活することは、想像以上に難しいような気がします。

出口戦略を考えていたほうが良さそう

自分はまだ30代です。何かを抑えて投資にしているつもりはありませんが、普段からこの時計を買うお金でVISAの株を買いたい、など物を買うときの比較対象として投資は出てきます。決して、何か買いたいモノを抑えて投資資金を作っているわけではありませんが、自然とこうした思考になります。

ただ、今は目の前の入口戦略が気になりますけれど、出口戦略も同時に考えて方が良さそうです。

私の場合、出口戦略があるわけではありません。とりあえず、お金を貯めて、今のうちに現金から株式や投資信託などへ資産を移すことに精一杯です。

今後、住宅購入も考えています。まだまだ子供の教育費も必要です。今ある資金が何歳の時に、どれぐらいになっているかは、まだ変動的だと考えています。

なので、とりあえずは出口戦略は良いかな、と。もう少し、数々ありそうな人生の大きな出費に備えながら、目の前の入金と投資を見ていこうかなと思っています。

ただ、いつかは考えないといけませんね。

まとめ

積み上げたお金を使うことって難しそうですね。

何歳まで生きることが出来るのか分かりませんし、老後にお金が尽きるということは悲惨なことだと思います。ただ、何千万円も残して死んでいくのも面白くない(若くして、妻子を残す場合は別ですが)。

こんな人が書いています。

我家の生活費は低くはなさそうです。

今は資産を増やしていきたいです。

コメント