投資を初めたタイミングから、手堅そうという理由で配当金を重視して投資していました。
そこに明確な理由はなく、なんとなく安心感があるという程度の理由でした。
投資を始めて数年が経過した2018年、シーゲルの書いた「株式投資の未来」という本を読み、正直とても勉強になりました。
私を米国投資へ、また配当金の重要さやセクターを重視した投資へ向かわせてくれました。
ジェレミー・シーゲル「株式投資の未来」から学んだ2つのこと
先程も書いた配当金とセクターに関して、この本で書かれている内容をそのまま記載します。
配当とリターン
配当の高い銘柄は、投資家に卓越したリターンをもたらしてきた。だが、配当を支払う銘柄には、もう一つ特徴があり、これもきわめて魅力的だ。投資期間をながくとり、配当を再投資する投資家にとって、下落相場はさほど打撃とならないだけでなく、この時期を通過することで、かえて財産が増える
過去10年間、キャピタルゲインがもてはやされ、配当はれうぐうされてきた。だが、株式のリターンを長期的に調べれば、現金配当がいかに大切かよく分かる。
高い配当を生む銘柄は、これからも卓越したリターンをもたらすとわたしはみている。
この本では、配当がいかに大切かを何度も繰り返し書かれています。
もちろん、利益がない中で配当が繰り返し出されている銘柄に高いリターンは期待できません。
セクターの重要性
長期的な勝ち組として3つのセクターが浮上した。ヘルスケア、生活必需品、エネルギーだ。ヘルスケアと生活必需品セクターだけで、S&P500生き残りグループの運用成績上位20社の90%を締めている。
セクター成長率の高さは、かならずしも高いリターンを意味しない。
紹介されいているセクターの企業名は以下のような企業です。
ヘルスケアセクター…ファイザー、ジョンソン&ジョンソンなど
生活必需品セクター…コカコーラ、フィリップ・モリス、プロテクター&ギャンブルなど
エネルギー…エクソン・モービル、シェブロンなど
ただし大前提はアメリカ株ということ
この本で大切なことは、アメリカ株への投資だから、ということです。
配当や増配の年数としても、日本企業とは比較にならないくらい、長期で配当を出し続けている企業が多いです。
また、日本の会社よりも、よりグローバルな企業が多いです。
感覚としては、例えばコカ・コーラというアメリカ株に投資をしていると、
そのコカ・コーラは世界中の国や地域で商品を売っていて、世界中から売上・利益を上げてきます。
知名度も抜群ですからコカ・コーラへ投資を考えることも多く、結果株価が上がりやすいという要因もあるのかもしれません。
この本を契機に、私はアメリカ株への投資を始めました。
結果が出るのは数十年後ですが、楽しみにして投資を続けたいと思います。
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