VISAが配当金の歴史はそこまで長くはなく11年です。しかし、2008年に上場し、それ以来増配を続けている企業です。
私にとってもですが、もちろん皆さんにとっても身近な企業ですよね。スーパーやAmazonで買い物をする時にクレジットカードを利用しますが、この時にVISAが提供しているサービスを利用しています。
保有している銘柄で配当金を出している中では、VISAの配当金は低配当ですが、正直、この銘柄にはベタぼれです。
VISAの配当金
VISAの配当金推移です。(英語ページにとびます)
2008年からの配当金記録が掲載されていますが、毎年増えていることが分かります。
VISAの株価

この5年間の株価を見ていると基本的には右肩上がりで上昇しています。2020年2月にコロナウイルスを発端の株価下落がありましたが、VISAは回復していく時も早く感じますから、保有していて安心できる銘柄です。
リーマンショック時の株価は13ドルほどです。その時に購入できていたとすると、今ならテンバガー超えですね。
VISAからの配当金受取額
VISAは2019年から保有しており、年に4回配当金を頂く予定です。
年 | 受取配当金額 | 保有株数 |
---|---|---|
2018年 | 28ドル | 40株 |
2019年 | 42ドル | 70株 |
2020年 | 74ドル | 92株 |
合計 | 144ドル |
どの米国株にも言えることですが、年に4回配当金が受け取れるのは嬉しいですね。
2020年4月の配当利回りは0.7%程です。私の保有している銘柄としては本当に低配当株です。
VISAの事業
VISAは決済技術を提供する企業です。
クレジットカードを保有していれば、1枚はVISAのカードじゃないかと思います。大学生時代にアメリカへ短期入学した際に、アメリカに行くならVISA、ヨーロッパならMASTER CARDと言われたことが今でも記憶に残っています。国際ブランドとしては、世界シェアトップですので、当時からその利便性があったのですね。
決済技術を提供しているというのは、VISAは自社でカードを発行することはなく、国際決済ネットワークシステムのみを提供しています。
例えば、楽天カードやエポスカード、銀行系のカード会社などにその決済システムを提供しています。
バフェット銘柄でも有名なAMERICAN EXPRESSは決済技術を提供しながら、自社でもカードを発行しています。
サービス
VISAのサービスを顧客が利用する際にサポートするビジネスです。
データ処理
承認、決裁やネットワークアクセスなどのサービスから、グローバルでの情報処理を行うようなサービスです。私たちがスーパーで買い物をすると、そのスーパー(加盟店)が手数料をカード発行会社(楽天・エポス)に支払います。カード発行会社はさらに、そこからVISAにサービス利用料を支払います。
国際取引
国を超えてカード決済をした場合の売上です。為替取引なども含まれているようです。
VISAの企業業績について
売上、営業利益と営業利益率について
売上はこの数年間きれいに右肩上がりです。近年、日本でもキャッシュレス化が進んでいますし、インターネット上での買い物も増えてきました。私自身も、現地に行ってものを確認して購入よりも、ネットで探して運んできてもらうものになりました。
世界人口が増え、中間所得層が増えるほど、VISAの売上は伸びていくような気がします。
一株当たり利益(EPS)、配当金、配当性向と増配率について
EPSに関しても、順調に伸びていることが分かります。配当性向は20%にも達しておらず、今後も十分な配当余力がありそうです。
増配率は15%~20%ほどありますから驚きです。配当利回りは1%にも届いていませんが、保有し続けることで、毎年配当金が増えていくことが実感できそうです。
営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローと営業キャッシュフローマージンについて
営業キャッシュフローマージンは50%を超えています。今後、支払いシステムや通貨に大きな変化がない限り、こうしたネットワークシステムは利用され続け、キャッシュを稼ぎ続けるでしょう。
まとめ
VISAの提供しているサービスは世界中で使われています。今後も利用者は増え続けていくでしょう。配当利回りは低いのですが、長期で保有をすることで、配当金は少しずつ増えてくるではと思います。
購入したのは2018年なのでこれから長期保有し、配当金受取りと株価を楽しみにしたいと思います。
他の米国銘柄AT&Tです。
今後は米国株への投資を中心に行う予定です。
長期保有をしながら配当金を増やしたいです。
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